「半導体の革新で創るスマート社会アプリ」
半導体産業研究所 客員研究員 桑田 薫 氏
近年30兆円の市場規模で成長が鈍化している半導体産業は、既に成熟期に入ったと解釈される。半導体産業の再飛躍には、今まで通りのものづくりの方法でない技術革新と、今まで通りの売り方でないビジネス革新が必要となる。期待高まるスマート社会形成を機に、スマート社会アプリに求められる技術の方向性を抽出し、半導体が新たなアプローチでスマート社会アプリを創る可能性を提案する。
桑田 薫 氏 プロフィール
1981年日本女子大家政学部化学科卒業、同年日本電気(株)に入社。マイコンソフトウエア開発に従事後、SOC開発を経てソフトウエア企画部門マネージャー。1998年法政大学社会科学研究科経営学専攻博士課程修了。早稲田大学オープンカレッジ、法政大学を経て、東京女子大学非常勤講師に就任。2003年にNECエレクトロニクス(株)に移籍。2010年ルネサスエレクトロニクスに移籍、現在マーケティング・インテリジェンス部門に在籍。2011年より、現職。
研究分野は、市場形成期に於ける影響要因の解明。特に、生産財の特性を合わせた影響要因解明により、半導体市場形成への貢献を目指している。
「医療を変えるICTと医療情報データベース」
東京大学 大江 和彦 教授
医療の場では電子カルテ、レセプト(診療報酬請求)の電子化が進み、安全でスムーズな診療に大きく貢献している。こうした電子化情報は単に患者の診療に生かせるだけでなく、患者の健康状態と医療行為記録の巨大なデータベースとして解析することで、これまであまり知られていなかった新しい医学的知見が得られるようになり、新しい治療法の評価や開発にもつながりはじめている。これからは医療情報データベースが医療を変える時代である。
大江 和彦 氏 プロフィール
昭和59年 東京大学医学部医学科卒業。外科系の研修を経て東京大学大学院博士課程で医療情報学の研究に携わる。医学博士。平成9年東京大学大学院医学系研究科医療情報経済学分野教授。現在に至る。
専門は、医療情報システム、医療情報の標準化、医療における知識駆動型システム、医学オントロジーなど。
厚生労働省 政策統括官室 保健医療情報標準化会議議長。
