株式会社 半導体理工学研究センター(石橋 社長、東京都港区新橋6丁目16番10号 御成門BNビル7階)と、株式会社 HDラボ(長野 社長、横浜市港北区新横浜3-1-4 プラスタリアビル6階)は、LSI設計の業界標準を目指した「設計スタイルガイド」を共同で開発した。
「設計スタイルガイド」とは、LSIの設計用言語であるHDL(Hardware Description Language)の記述に関する ` 手引と基準(ルール)` を定めた指導書である。
その内容は、基本設計制約(命名規則、クロック設計/階層設計時の考慮点など)、RTL記述スタイルやRTL設計手法などが数百項目のルールとして記述され、必須・推奨・参考・禁止の4つの分類に分けられている。
これまでLSI設計を行う場合、HDLコードの記述方法は、個々の設計者の経験・ノウハウから設計毎に定められる事が多く、限られた組織内でしか統一されていなかった。そのため、第三者が記述済みHDLコードから設計者の意図を理解することは容易ではなく、今後ますます大規模化するSoC(System on Chip)の協調設計や、SoC時代に不可欠な要素であるIP(設計資産)の再利用・流通化促進の大きな課題であった。
今回、業界内共通記述法の基準・ルールを設けることで、他の設計者の意図が読みとれる様になると、時間と場所を超えた大規模SoCのチーム設計が容易になるだけでなく、IP(設計資産)の商品化・部品化を大きく促進する事が可能となり、我が国のSoC競争力確立に多大な貢献をする。
一般に、この種類の指導書は適時の改良が必要であるが、技術進歩の著しいLSIの「設計スタイルガイド」では、この点が特別に重要である。 両社は、利用者側からのフィードバックを常に集め、定期的に「設計スタイルガイド」の改良を行っていく。
「設計スタイルガイド」は、日本語版以外に英語版も作成し公開する予定で、国内外の設計者に広く活用されることを希望している。
なお、「設計スタイルガイド」は、HDラボ社より今秋に出版、販売される予定である。
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