※お申込み受付は終了いたしました。
第67回STARCアドバンストセミナー「アシストロボット技術 ~ 医療支援・生産支援 ~」を開催いたします。
ロボットというと自動化の手段の一つとして知られていますが、いまなお自動化が難しく、人手による作業というものも多く残っています。ロボットは精密な位置決め、狭小空間での動作や重量物を扱うことなどが可能である一方、人は柔軟な判断力や適応能力を持っています。本セミナーでは、医療分野および生産分野における、ロボットだけではできない、また人だけでもできない(もしくは難しい)作業を可能とするアシストロボット技術について紹介します。奮ってご参加のほどをお願い申し上げます。
開催概要
| 名 称 | 第67回STARCアドバンストセミナー アシストロボット技術 ~ 医療支援・生産支援 ~ |
|---|---|
| 日 時 | 2015年6月9日(火)13:00~17:20 |
| 会 場 | 川崎市産業振興会館(JR川崎駅西口より徒歩8分) |
| 配信会場 | 各株主会社指定事業所内 |
| 受講対象者 | 共通プログラム参画株主会社(*)の社員様限定 |
| 受講料 | 受講料 および セミナーテキスト代 は無料です。 |
| 申込方法 | 受講対象の方はログイン後、こちらよりお申込みください。ログインしていない場合は「このページを閲覧する権限がないか、ページが見つかりません」と表示されます。
<ご注意事項>
|
| 申込受付締切 | 2015年6月1日(月)15時まで ※定員になり次第、締め切らせて頂きます。 |
| 主 催 | (株)半導体理工学研究センター 教育推進室 |
| 監 修 | 首都大学東京 システムデザイン学部 武居 直行 准教授 |
(*) STARC共通プログラム参画株主会社は、以下の通り。
ルネサス エレクトロニクス株式会社、ローム株式会社、株式会社ソシオネクスト、ソニー株式会社、株式会社東芝
プログラム
| 時間 | テーマ/内容 |
|---|---|
| 13:00~13:05 | はじめに
首都大学東京 システムデザイン学部 准教授
武居 直行 氏 |
| 13:05~14:05 | 第1章「ロボット手術の現状と課題」
九州大学先端医療イノベーションセンター センター長
橋爪 誠 氏 外科領域では1990年代より患者QOLの向上を考慮し、内視鏡を用いた低侵襲外科手術が世界中で普及してきた。さらに、その技術的困難を克服すべく手術支援ロボットの開発と臨床応用が実現した。世界で用いられている手術支援ロボット、ダビンチは現在約3000台で、我が国では2009年に薬事が承認され、200台近くに至っている。世界で実施されているロボット手術症例の70%は骨盤内臓器に対する手術で、他の部位に関しては、まだコストパフォーマンスなどの問題で普及するに至っていない。我が国では、独自の方法でロボット開発を行ってきたが、未来の手術室は、ナビゲーションシステムなど情報システムとの融合が最重要と考えている。 本講演では、多元計算解剖学などのソフト開発と、最新の手術支援ロボット開発の状況について紹介する。 |
| 14:10~14:50 | 第2章「柔軟なメカニズムを応用したアシストロボット」
九州大学大学院 工学研究院 機械工学部門 准教授
荒田 純平 氏 機械・ロボットの医療応用では、従来の産業機械では見られない様々なニーズが多く存在している。例えば、身体に装着して運動を支援するロボットは、小型・軽量でありながら、当然ながら機械要素とは大きく性質の異なる人体と共存し、その機能を向上させる役割を担う。低侵襲手術と呼ばれる人体へ細径の器具を挿入して行う手術では、狭所へ侵入し、かつ微細な操作を行う必要がある。これらの新たなニーズに答えるため、講演者が取り組んでいるのが柔軟メカニズムである。紹介する柔軟メカニズムは、ばねの要素により機構構造そのものが柔軟に変形し、動力へ変換し、伝達する点に特徴がある。 本講演では具体的な開発事例として、日常生活やリハビリテーションに用いるための手指運動機能支援装置、また低侵襲手術支援ロボットに関する研究開発を紹介する。 |
| 15:05~15:50 | 第3章「低侵襲外科手術を支援するロボット開発とビジネス展開」
東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 教授
川嶋 健嗣 氏 開腹手術に代わる低侵襲外科手術は、患者の痛みの低減、入院期間の短縮など患者のQOL (Quality of Life)が高く、近年急速に普及している。しかし、本手術は高度な技術と熟練を必要とする。上記の背景から、ロボット技術により同手術を支援する医療機器開発の研究が盛んに行われている。現状のロボットでは操作を内視鏡からの画像情報に頼っている。 本講演では、開発中のシステムの概要と、医療機器開発ベンチャーの起業および医療機器を実用化する上での留意点など、実体験を踏まえて紹介する。 |
| 15:55~16:25 | 第4章「安全・快適に人と協働できる自動車組立ロボットの開発と導入」
トヨタ自動車株式会社 組立生技部
藤原 弘俊 氏 自動車の組立ラインは、500名以上の作業者が携わる労働集約型ラインであり、この組立ラインにおいて、いかに高効率な人員運用・工程編成を進めるかが、競争力の要となる。そこで、生産変動に応じて最適な工程編成を可能とするため、柔軟かつ迅速にライン長の変更が可能なコンベアや、容易に配置を変更可能なシンプルな組立設備の開発、展開が進められてきた。しかし、効率化の手段の一つである自働機に目を向けると、その活用範囲は大きくない。この原因として、扱う部品種類の多様さが挙げられる。組立ラインでは三千点近くに及ぶ多種多様な部品を取り扱う必要があるが、現在の技術で自働化が可能な工程は多くない。また、過去に実現できた自働機も構造が複雑化し、維持管理工数の増大、工程変更への対応が困難などの問題が生じていた。そこで、重厚長大な自動化ではなく、安全柵不要で人と共存可能な自働化を進めてきた。 本講演ではそのロボット開発と導入について紹介する。 |
| 16:30~17:15 | 第5章「人と協働する自動車組立ロボットの機構と制御」
首都大学東京 システムデザイン学部 准教授
武居 直行 氏 従来の産業用ロボットは安全柵で人から隔離して運用されてきた。しかし、近年、人と同じ空間を共有し、協働するロボットが盛んに開発され、広がりつつある。 本講演では、講演者が関わってきた開発事例におけるロボットの機構と制御を概説する。具体的には、従来のロボットではモータ出力の大部分が自重を支えるために無駄に使用されていたが、低出力のモータによる駆動を実現するための重力補償機構について述べる。さらにレーザセンサやバンパースイッチなどの死角をなくすため、ロボットアームとの接触を検知する外力推定および柔軟制御について解説する。また、パワーをアシストするだけでなく、人のスキルを向上させるアシスト制御の事例を紹介する。 |
| 17:15~17:20 | おわりに
首都大学東京 システムデザイン学部 准教授
武居 直行 氏 |
※講演内容は変更になる場合があります。
※セミナーテキストに掲載できないスライドがある場合があります。
お問い合わせ先
(株)半導体理工学研究センター 教育推進室
STARCアドバンストセミナー事務局
